活動レポート

Report

2011年度レポート

スマートシティで未来を拓く。

エコライフ・自然環境の保全・歴史文化の尊重、

安定した幸せな高齢化社会の実現のために、皆で考えよう!

昨年3月の東日本大震災や福島原発事故は、その災害の甚大さや復興対策の困難さとともに、これまでの日本国民の生活を、根底から考え直さなければならないような大きな課題も提起しました。

自然の持つ大きな力との折り合いやエネルギーの効率活用、高度成長期のままの社会制度の見直しなど、国の施策と共に、石川県に於いても出来る事を考え早急に手を打つ必要があります。

県議会議員として4期13年目を迎えた米沢賢司は、昨年9月の県議会予算特別委員会で、環境に配慮した多様なエネルギー循環型の地域「スマートシティ」への一歩を踏み出すべきではないかと提案しました。


スマートシティとは

都市の生活を支えるエネルギー・水・通信・交通・建物・行政サービスなどを、コンパクトに統合しITを駆使して効率的に運用していこうというもので、形成を通じて市場や雇用をつくり持続的な成長を促すと期待されています。

この核となるスマートグリッドは、一昨年アメリカでオバマ大統領が多額の投資を行うと表明して話題となりました。


まずは能登をエコ半島に

米沢賢司は9月議会でスマートシティへの取り組みを提議した中で、世界農業遺産に認定された能登をスマートシティの先駆エリアとし、環境配慮型のエコ半島として世界に発信すべきと提案しています。

ヨーロッパを巡って感じた未来の姿

昨年10月下旬、米沢賢司はヨーロッパを視察し、再生可能エネルギーへの取り組みや環境政策、歴史的建造物と都市機能整備の融合、あるいは原発事故対策などに多くのヒントを得ました。


伝統の中に新たな試み

1週間でドイツ・スイス・イタリアを巡る強行スケジュールでしたが、まず第1のテーマは再生可能エネルギー、エネルギー多様性への取り組みです。

買い取り制度をいち早く定めたドイツでの太陽光発電の数の多さや規模の大きさ、エネルギー源の多様性、特に小規模な風車発電には注目すべき所がありました。

またエネルギー利用の効率的なシステム、交通機関や交通手段への市民を挙げての取り組みと、歴史的建造物を活かした都市環境整備などが一体となっている様子は大いに参考にすべきでしょう。


日常にある危機への備え

スイスの核シェルターは世界の先進事例として有名ですが、街角で会話を交わす母子にも原発事故に対応するための施設として知識を共有していることに驚かされます。

危機に対する日常的な備えがあってこそ、スイスの平和な暮らしがあるのだと、改めて気づかされました。

新幹線開業に向けてのソフト整備を

9月及び12月県議会で、米沢賢司より提議された新幹線開業PR戦略は、JRのデスティネーションキャンペーンへの働きかけをはじめ、総合的に推進する専任組織の設置に向けて動き出しています。


受入れプログラムの開発とアクセス向上へ

県が目標とする“首都圏500万人誘致”を実現するために、金沢から能登へ、加賀への副次的アクセスやプログラムの開発とともに、肝心の金沢の受入れのプログラムがまだまだ不足しています。

アクセスの向上に併せ、様々なモデルコースの開発や伝統文化・観光スポットを紹介するソフトづくりが緊急の課題です。

金沢が誇る伝統工芸を体験するプログラムも、ソフトとして貴重なものです。

昨年9月には全国から集まった観光客に混じって、米沢賢司も横笛演奏鑑賞と友禅灯づくりの体験に参加し、金沢の伝統文化への関心の高さを肌で感じることが出来ました。


500万人誘致に向けて、首都圏へのPR活動を

北陸新幹線開業まぢかとあってか、一昨年・昨年とマスコミで金沢を取り上げる頻度が増しています。

なかでも家庭画報・ミセス・婦人画報・和楽といったいわゆる高級婦人誌での金沢特集が目立ちますが、実はこれらも働きかけがあってのこと。

開業まで残り2年、より積極的なアプローチが必要です。

デステネーションキャンペーンの実現へ、JRとの連携強化を

JRが全国的に展開する“デステネーションキャンペーンは、昨年は東北一色でしたが、開業時にむけて今からの取り組みが必要です。

米沢賢司は9月県議会でJRへの早急な申し入れを提案して県の取り組みを促し、12月県議会では知事より「JR西日本から2015年実施に向けて調整したいとの回答を得た」と表明がありました。

2011年12月県議会定例会米沢賢司代表質問の概要

昨年12月の県議会定例会で、米沢賢司は新進石川を代表して登壇し、先に発表された“幸せ度ランキング”を受けての施策や、北陸新幹線金沢開業後の誘客戦略、志賀原発オフサイトセンター設置など、様々な県の対応を質すとともに、多くの提言を行いました。主な概要は以下の通りです。


幸せ度指数の石川県版を

法政大学大学院が発表した幸せ度ランキングで、福井・富山に続き石川県が3位にランクされたことを受け、より良い郷土づくりのため、独自の幸福度指数を造ろうと提言。県は“ふるさと希望指数”の策定を検討しています。

新幹線開業PR専任組織は

新幹線開業に向けて総合的な戦略を構築し推進する専任組織のもと、デステネーションキャンペーンをはじめ首都圏での積極的なPR活動の必要性を強調。県では北陸3県での枠組みで誘客を進め、来年度には新幹線開業PR室を設けることとなりました。

志賀原発オフサイトセンターは

志賀原発オフサイトセンターは現在原発から5キロの距離にあり、国の原子力委員会の地域拡大指示を待つまでも無く、金沢への設置を検討すべきと提言し、知事は「金沢は有力な選択肢」との見解を示しました。

繊維産業の再興に向けて

らの大量退職によるベテラン教師不足を若手の教員でカバーしていくためには指導力育成の仕組みづくりが必要ではないかと質し、県教育長は、新年度早々にも新制度の設計準備に着手したいと回答しました。

玉泉院丸整備、着々と

米沢賢司が推進に尽力してきた金沢城整備事業の玉泉院丸遺構の発掘・整備は、一昨年から調査発掘が始められ、往時の池泉回遊庭園の姿が明らかになってきました。11月19日に行われた玉泉院丸ガイドツアーには、雨天にもかかわらず定員を超える50人もの人々が参加し、市民の玉泉院丸に寄せる関心の高まりをうかがわせます。新たな魅力スポットの誕生が楽しみです。

その他の質問と提言

再生可能エネルギーへの取り組みについて海岸防災林について

高度専門医療と高齢化への対応について農業振興について

国連生物多様性の10年 キックオフ・イベントについて

住宅省エネ化施策について

いしかわモノづくり産業遺産について

金沢城公園の整備について

自転車総合対策について

これからも、いつまでも、新進気鋭

お蔭様で4期目へ

東日本大震災直後の昨年4月、危ぶまれながらも実施された統一地方選挙で、米沢賢司は4回目の県会議員選に挑戦。議員定数の削減と複数新人の立候補により予想通りの激戦となりましたが、皆様の篤いご支援で見事クリアし、4期目を務めることになりました。中堅議員としてますます重きを増すなかで、米沢賢司は今だ全うされていない種々の懸案を解決するため、そしてあの大震災で浮き彫りにされた諸課題に真摯に取り組むために、初心を忘れず奮闘を続けています。

懸案の牧バイパス完成

本当に日本社会を根底から揺るがす大災害でした。亡くなられた方々、被災され今も苦しんでいる方々に、心からお悔やみ申し上げるとともに、報道されたお姿を拝見し、苦難から立ち上がろうとする雄雄しさやお互いをいたわりあう優しさに、涙があふれるほど感動いたしました。この大災害からの教訓を真摯に受け止め、次の世代がいかなる災害や社会変動にも柔軟に対応できる社会を目指し、今、私達が未来へ向けての努力を続けなければならないと、改めて決意させられた10カ月でした。米沢賢司は皆様とともに、未来創造へ向けて働き続けます。

懸案の牧バイパス完成

平成3年から整備が進められていた県道清水小坂線牧バイパスは、昨年8月に「こまいぬはし」が完成し全線開通となりました。今までの見通しの悪さが一新され、利便性と安全性が格段と向上することになりました。8月11日、金沢市城北地区開発促進同盟会の会長を務める米沢賢司も出席し、牧町で開通式が行われました。こまいぬはしの銘板は、米沢賢司の揮毫によるものです。


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石川県議会議員

米澤 賢司(よねざわ けんじ)


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