活動レポート
2023年度3月レポート
米澤賢司は、金沢城公園整備、道路綱整備、乙丸跨線橋の架け替え、テジタル化など様々な提言を行いました。
Q石垣の博物館と称される金沢城の石垣の価値を解説する動画の内容と活用策を聞く。
A:北野教育長
石垣巡りに取り上げられている石垣について、見どころや歴史を紹介する15〜20分程度の動画を4種類、5分版、1分版も作成し、価値や魅力の理解を深めるものとしたい。活用については、インターネットにより広く配信するとともに、来園者向けに場内の休憩所においても放映する。さらに、石垣解説板に動画のQRコードを表示し、実際の石垣の前で1分程度のスポット動画を視聴して理解を深めていただくことも考えている。
Q金沢城調査研究所がこれまでに収集した史料や研究成果について、今後の二の丸御殿の復元と運動した調査研究を進めるためにも、研究者や一般の方々がアクセスできるよう、テジタルアーカイブ化を求める。
A:馳知事
情報発信は重要で、4月に専用ウェブサイト「金沢城デジタル長屋」を公開し、史料の検索閲覧が可能となる。成長戦略会議のメンバーにデジタルアーカイブの第一人者に入ってもらっている。文化史料等をデジタルアーカイブ化して保存、活用、発信を成長戦略に位置付けたいと考えている。
Q二の丸御殿の復元について、『表向」の復元には、着工後どの程度の期間が見込まれるか。また、復元を通じて、熟練技循や伝統技循の次世代への継承が求められるが、二の丸御殿の復元に向けた決意を聞く。
A:馳知事
●令和6年度の工事着手に向け順調に進んでいる。期間は専門家と検討している。伝統的建設技術はもとより、伝統工芸の継承にも貢献できる機会になると考えている。
●情報発信については、プロである戦略広報官を採用し、県内だけでなく国内外に発信し、石川に行きたいとなるよう、他県で石川に接することができる環境整備が必要。また、研究の対象にもしていただく必要がある。
●文化庁に対して、金沢城は本物として復元していることから「復元文化財」というジャンルを認めてもらうよう要望する。
Q海側幹線(大河端畔福久町)が昨年11 月に2車線で開通したが、周辺で新たな渋滞も発生している。抜本解決のためにも早期4車線化を求める。
A:鈴見土木部長
交通の円滑化や広域交流の拡大に向けて早期の4車線化が不可欠である。来年度は浅野川に架かる橋や市道をまたぐ橋の上部工事に着手するなど工事を加速させ、早期完成に全力で取り組む。福久町から今町間については、一日も早い工事着手を国に働きかけてまいりたい。
Q県道清水小坂線について、一部区間で幅員が狭く車両のすれ違いもままならない。金沢市伝燈寺町から夕日寺町間の整備状況と今後の予定を聞く。
A:鈴見土木部長
令和元年より拡幅工事に着手している。これまでに用地補償を完了し、切土盛土工事を進めている。来年度は川の橋梁下部工事に着手する。早期完成に向け取り組む。
Q嗚和三日市線は、中島大橋も完成しポトルネックも解消されました。今後は金沢市京町から浅野本町交差点までの区間の無電柱化を含めた整備について、今後の方針とスケジュールを聞く。
A:鈴見土木部長
緊急輸送道路に指定されていることから、良好な沿道景観や防災力の向上を図るため順次無電柱化を進めている。今年度の測量に引き続き、来年度は埋設物の調査や詳細設計を進める。早期の工事着手に向け取り組む。
Q周辺道路整備により交通量は変化したか。また、周辺道路の4車線に対し橋梁部は3 車線と渋滞しやすい。架橋後50 年以上経過し、老朽化した橋の架け替えを考えるべきだ。
A:馳知事・鈴見土木部長
高柳交差点の交通量は減少したものの、朝夕の通勤時間帯においては依然として渋滞が発生している状況。橋の架け替えには、鉄道事業者、う回路の計画など調整課題が多い。架け替えに向けて基本構想や基本計画、具体のスケジュールを立てていく段階にあると考えている。
Qテジタルワークスタイルの実現に向けた取り組み状況を聞く。
A:西垣副知事
実現には環境整備が重要と考える。今年度内に本庁での一人一台モバイルパソコンの配布とネットワークの無線化を実施する。来年度は会議室へのモニター設置、データの高速検索システムの導入により、ペーパーレス化と業務効率化を図る。また、全職員を対象にテレワークシステムも導入する。
Qテジタルの取り組みを加速し、テジタル先進県をリードするためにもテジタル課の職員を増やすべきだ。
A:馳知事・西垣副知事
電子化ランキングは46位と低い評価となっているが伸びしろはある。全19市町が一体となってデジタル化を進めたい。現在の職員数18人は全国で33番目であり、少ないと認識している。増員、他部署との連携、民間登用など体制強化に取り組む。
Q県庁内におけるフリーアドレス(席を固定せず、自分の好きな席で働くワークスタイル)のメリットとデメリット、今後の整備スケジュールについて聞く。
A:西垣副知事
庁内どこでも働くことができ、多様な人員が交じり合い新しい発想が生まれる機会が増えるといったメリットがある一方、電話や来客の取次が難しいといったデメリットも考えられるが、デジタル技術の活用で解消していくものと思います。今後の整備スケジュールについては、デジタル推進課の足元である総務部、危機監視室、外部との接触の多い、企画振興部、生活環境部などから取り組んでいきます。
Qグローパル化や地域間競争が激化する中、国内外の賓客と意見交換の重要性は増している。石川の食文化を広く伝えるためにも食事を伴う懇談経費の取扱いについて聞く。
A:馳知事・渋谷総務部長
規程では、社会通念上妥当な範囲で一人当たり上限8,000 円等が定められている。連携強化、新たな価値観や富、雇用を生み出すために、必要であれば自腹を切ってでも懇談会を開く決意です。